2016年4月9日土曜日

Boot Camp上のWindows 7をWindows 10にアップグレードしてみた

はじめに

普段、Mac Book AirのBoot Camp上でWindows 7を使っているのですが、Windows 10の強制アップグレードが始まる、という話をちらほら耳にしたので、その前に試してみました。Mac Book Airモデルとしては2011年と2012年のモデルを1台ずつ行いました。

その際、正しい手順をとらないとハマることがあることがわかったので、以下にメモします。

推奨する手順


先に、推奨する手順を記します。この手順なら恐らくトラブルは起こらないのではないでしょうか?
  • まず、Windowsで動いているBoot Campヘルパーツールを最新にします。そのためには、下記の手順に従いました。
    • Mac Book AirをOS Xで起動し、「アプリケーション→ユーティリティ→Boot Campアシスタント」を実行し、Boot Campヘルパーツールを更新するためのUSBメモリを作製します。
    • Windows 7に戻り、作製したUSBメモリのSetup.exeを実行し、Boot Campヘルパーツールを最新にします。Mac Book Airのバージョンによりますが、Boot Camp バージョン5.1かバージョン6.0になるのではないかと思います。なお、RealTekオーディオドライバのインストールがいつまでも終わらない場合、一旦セットアップを終了し、USBメモリ内のRealTekフォルダを削除してからもう一度セットアップする必要があります(これは検索すれば情報が多く見つかります)。
  • あとは通常の手順でWindows 7をWindows 10にアップグレードします。タスクバーにアップデート用のアイコンがある場合はそちらからでも良いですし、こちらのリンクからでも構いません。
  • Windows 10へのアップグレードが終わったら、Bluetoothが機能しない状態になっていると思います。そこで、上で作製したUSBメモリのSetup.exeをもう一度実行すると、Boot Campの修復が行えるので、それで全てのデバイスが利用可能になります(先ほどと同様、USBメモリ内のRealTekフォルダの事前の削除が必要な場合があります)。

以上です。

Boot Camp 4.xの状態でWindows 10にアップグレードしてしまったら?

上で見たように、Boot Camp上のWindows 7をWindows 10にアップグレードする前にBoot Campヘルパーツールを最新にするのが重要です。

それを行わず、Boot Camp 4.xのままWindows 10にアップグレードしてしまったら何が起こるか、そしてどう対処すべきかを以下に記します。

Boot Camp 4.xのままWindows 10にアップグレードすると、アップグレード自体は問題なく終わるのですが、以下の様な状態になります。
  • トラックパッドが効かない
  • キーボードに対するIMEの設定変更が保存されない
  • Bluetoothが効かない
そのため、Boot Campヘルパーツールを最新にしようとするのですが、上で作製したUSBメモリ上のSetup.exeを実行しても、エラーが出てすぐ終了してしまい、ドライバの更新などが行われません。

また、旧バージョンのBoot Campをコントロールパネルのプログラムのアンインストールから削除しようとしても、「削除にはWindows 7が必要」と言われ、削除できません。

この状態に結構困ったのですが、下記の手順で解決出来ました。
  • Revo Uninstallerをインストールし、Boot Campに関するファイルとレジストリを全て削除する
  • 最新のBoot Campヘルパーツールをインストールする
Revo Uninstallerは、私は30日間の体験版を使い使用後にアンインストールしたのですが、無料版でも多分大丈夫なのではないでしょうか。また、最新のBoot Campヘルパーツールのインストール時にエラーがいくつか出ましたが、インストールは最後まで進み、Boot Campヘルパーツールは最新のものがインストールされました。もちろん、それで全てのデバイスが利用可能になりました。

おしまいです。

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